京藍染師・松崎陸とは何者?野性爆弾くっきー!との合作で話題のプロフィールまとめ

人物

2026年1月、「野性爆弾・くっきー!」さんと京藍染師・松崎陸(まつざき・りく)さんによる合作が話題となっています。

くっきー!さんが「とことん“かわいい”のを描きたかった」と語る独特なアートと、日本の伝統染色である京藍が融合した展示は、芸能ニュースとアート・工芸の両面から注目を集めています。

このニュースをきっかけに、

  • 「京藍って何?」
  • 「松崎陸さんってどんな人?」
  • 「なぜ芸人のくっきー!とコラボすることになったの?」

と気になった方も多いのではないでしょうか。

本記事では、そんな疑問を持つ方に向けて、京藍染師・松崎陸さんのプロフィールや歩み、そして京藍復活への挑戦について、わかりやすくまとめていきます。

1.「京藍染師」とは?松崎陸さんの肩書とその意味

松崎陸さんの肩書は、単なる「藍染職人」ではありません。
彼は自らを「京藍染師」と名乗っています。

京藍とは何か?

京藍とは、かつて京都で栽培されていた京都原種の藍を用いた藍染のことです。
しかしこの京藍は、大正時代を最後に栽培が途絶え、長年「幻の藍」とされてきました。

一般的な藍染が「色の美しさ」や「民芸性」に注目されることが多いのに対し、京藍は

  • 貴族文化・公家文化と結びついた色
  • 雅やかで深みのある青
  • 儀式や装束に使われてきた格式

といった、京都ならではの文化背景を持っています。


「京藍染師」を名乗る理由

松崎陸さんは、この失われた京藍を

  • 原種の栽培
  • 文献調査
  • 染色技法の研究

まで含めて復活させようとしています。

つまり「京藍染師」という肩書は、
単に染める人ではなく、京藍という文化そのものを現代に蘇らせる存在であることを意味しているのです。


2.松崎陸さんのプロフィールと歩み

松崎陸さんの簡単なプロフィールをご紹介します。

松崎陸さんの基本プロフィール

  • 名前:松崎 陸(まつざき りく)
  • 職業:京藍染師
  • 活動拠点:京都
  • 専門分野:藍染、京藍の復活・研究、アート作品制作

年齢や詳細な生年月日は公表されていませんが、若手ながら国内外で高い評価を受けている職人・アーティストです。


藍染との意外な出会いはニューヨーク

松崎陸さんが藍染に強く惹かれるきっかけとなったのは、日本ではなくニューヨーク滞在中でした。

海外で日本文化を客観的に見たことで、

「日本には、まだ世界に知られていない美しい文化がある」

と実感し、その中でも藍の色が持つ力強さと静けさに魅了されたといいます。


遠回りのようで、必然だった修業時代

帰国後、松崎さんはすぐに藍染職人になったわけではありません。

  • 愛媛県での養蚕
  • 和裁の修業
  • 日本の衣文化・素材への理解

といった、一見遠回りにも思える経験を重ねていきます。

これらの経験が、後に「染めるだけではない」「素材から考える」現在の制作姿勢につながっています。


京都「染司よしおか」での本格修業

その後、京都の老舗染屋「染司よしおか」に弟子入り。
ここで日本の伝統染色を体系的に学び、技術だけでなく精神性や美意識を叩き込まれました。

この修業時代が、松崎陸さんの作家人生の基盤となっています。


3.「京藍」復活への挑戦

松崎陸さんは京藍復活に向けてさまざまな挑戦をされています。

途絶えていた京都原種の藍

京藍最大の特徴は、「京都で育てられていた藍の原種」を使うことです。
しかし、この原種は大正時代を境に栽培されなくなり、詳細な記録もほとんど残っていませんでした。


文献から始まる藍づくり

松崎陸さんは、

  • 古文献
  • 古い染色記録
  • わずかな資料

を丹念に読み解きながら、京藍の再現に取り組みました。

さらに、藍染に欠かせない

  • 藍の栽培
  • 発酵(すくも作り)
  • 染液の管理

までを自ら行っています。


なぜ、そこまで徹底するのか

松崎さんがここまで徹底する理由は明確です。

「色は、育った土地と時間をそのまま映すもの」

京藍は、京都の風土・水・空気と切り離しては語れません。
だからこそ、すべての工程に関わることで、本当の京藍が生まれると考えているのです。

この姿勢こそが、国内外から「唯一無二」と評価される理由でもあります。


4.アートと伝統の融合:作品とコラボレーション活動

松崎陸さんの活動が注目される大きな理由のひとつが、伝統工芸を「現代アート」として昇華させている点です。

藍染=日用品、という枠を超えて

松崎さんの作品は、いわゆる「藍染の布製品」だけではありません。

  • 屏風
  • 掛軸
  • 大型の染色作品
  • 空間全体を使ったインスタレーション

など、美術作品として成立する藍染を数多く手がけています。

「使うための染め」から、「観るための染め」へ。
このアプローチが、アート関係者や海外から高い評価を受けています。


世界的ブランドとのコラボレーション

松崎陸さんは、すでに国内外のブランドやイベントともコラボレーションを行っています。

  • イタリアの高級レザーブランド「Valextra」との協業
  • ミラノでの展示
  • 万博関連プロジェクトへの参加

いずれも、「日本の伝統をそのまま持ち込む」のではなく、
現代のデザイン文脈に京藍を溶け込ませる点が特徴です。


野性爆弾・くっきー!との合作が話題に

そして今回、大きな話題となっているのが、
野性爆弾・くっきー!さんとの合作展です。

くっきー!さんの

  • 独特な線
  • 「とことんかわいい」を追求したモチーフ
  • 一目で分かる強烈な個性

と、松崎さんの深く静かな京藍の青が組み合わさることで、
これまでにない唯一無二の作品世界が生まれました。

芸人×伝統工芸という異色の組み合わせですが、
「違和感があるのに、なぜか美しい」と感じさせる点が、多くの人の心を掴んでいます。


5.受賞・メディア掲載・世界からの評価

KYOTO Next Award 優秀賞を受賞

松崎陸さんは、次世代の京都文化を担う存在として
「KYOTO Next Award 2025」優秀賞を受賞しています。

この賞は、

  • 伝統の継承性
  • 革新性
  • 世界への発信力

を重視して選ばれるもので、松崎さんの活動が高く評価された証といえるでしょう。

Forbes JAPANなど国内外メディアも注目

その活動は、日本国内にとどまりません。

  • Forbes JAPANでの特集
  • 海外メディアによる日本文化の担い手としての紹介
  • 欧州を中心とした展示・評価

など、「地域文化を再生するアーティスト」として世界的に注目されています。

単なる職人ではなく、
文化を未来につなぐ表現者として見られている点が特徴です。


6.これからの展望と松崎陸さんの想い

京藍を「保存」ではなく「進化」させる

松崎陸さんが目指しているのは、
京藍を博物館に閉じ込めるような「保存」ではありません。

  • 現代アートとの融合
  • 異業種・異文化とのコラボ
  • 世界の人に“今の表現”として届ける

こうした取り組みを通して、京藍を生きた文化として未来へつなぐことを目標にしています。


若い世代・地域への波及効果

また、京藍の復活は、

  • 京都の農業
  • 職人文化
  • 地域コミュニティ

とも深く関わっています。

松崎さんの活動は、
「伝統工芸は古い」というイメージを覆し、
若い世代が関わるきっかけにもなっています。


7.まとめ:なぜ今、松崎陸さんが注目されているのか

今回のくっきー!さんとの合作ニュースをきっかけに、
京藍染師・松崎陸さんの名前を知った方も多いでしょう。

改めて整理すると、注目される理由は明確です。

  • 途絶えた「京藍」を復活させている
  • 伝統を現代アートへと昇華している
  • 世界に向けて発信できる表現力を持っている
  • 芸人・ブランド・海外と自在にコラボできる柔軟さがある

松崎陸さんは、
「伝統工芸=過去のもの」という常識を塗り替える存在です。

今後も、京藍とともにどんな表現を見せてくれるのか。
今回の合作を入り口に、ぜひその活動に注目してみてください。

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