2025年末、競馬ファンに惜しまれつつJRAの登録を抹消したドゥラエレーデ。「ついに種牡馬入りか」と思われた矢先、2026年1月8日、誰もが予想だにしなかったニュースが飛び込んできました。
「ドゥラエレーデ、大井・藤田輝信厩舎に移籍し現役続行」
G1馬ドゥラエレーデ、引退&種牡馬入り予定撤回 大井の藤田輝信厩舎で現役続行へ #ドゥラエレーデhttps://t.co/sqfsKUpRqN
— netkeiba (@netkeiba) January 8, 2026
一度は「引退」と報じられたG1馬が、なぜ再び砂の舞台に戻ってくるのか?そして、一度決まった種牡馬入りを白紙に戻すことはそんなに簡単なことなのか?ファンの間で渦巻く疑問の真相に迫ります。
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1. なぜ引退を撤回したのか?推測される3つの背景

2022年のホープフルSを制し、芝・ダートを問わず第一線で走り続けたドゥラエレーデ。引退を撤回した背景には、いくつかの現実的な理由が推測されます。
種牡馬マーケットの激戦化
父ドゥラメンテの血を継ぐ後継種牡馬は、タイトルホルダーやドゥレッツァなど、すでに層が厚くなっています。
スタリオン(種牡馬展示場)側との協議の中で、種付け料や枠の確保について、オーナー側が「今すぐ種牡馬入りさせるよりも、現役で賞金を積み上げた方が価値が高まる」と判断した可能性があります。
地方ダート路線の賞金増額と「二刀流」の再評価
近年、ダート競馬の体系整備(ダート三冠の新設など)に伴い、地方重賞の賞金は飛躍的に向上しました。
大井競馬場を拠点とすることで、東京大賞典や帝王賞といった「ホーム」のG1を狙い撃ちできるメリットは計り知れません。
馬自身の若さと充実度
ドゥラエレーデはまだ5歳(※2026年時点)。昨秋のパフォーマンスを見ても、衰えどころかさらなる進化を感じさせる内容でした。
「まだ走れる」という現場の確信が、今回の電撃復帰を後押ししたのでしょう。
2. 種牡馬入りってそんなに簡単に撤回できるの?

多くのファンが驚いたのは、「一度発表した引退を覆せるのか?」という点でしょう。結論から言えば、「制度上は可能」です。
通常、JRAの競走馬登録を抹消した時点で「引退」とみなされますが、その後に地方競馬へ移籍し、地方競馬全国協会(NAR)に再登録することは何らルール違反ではありません。
ただし、ビジネス面では異例です。通常、高額な種牡馬は「シンジケート」という投資組合が結成されます。
もし契約が完了し、お金が動いた後であれば撤回は困難を極めますが、今回はその前段階、あるいはオーナー単独所有に近い形での進路変更だったため、柔軟な対応が可能だったと考えられます。
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3. 移籍先「大井・藤田輝信厩舎」に見る本気度

移籍先として選ばれたのは、大井の名門・藤田輝信厩舎。マンダリンヒーローで米ダービーに挑戦するなど、地方の枠に収まらない戦略で知られるトップトレーナーです。
JRAのトップホースが地方の名門へ移籍するこのパターンは、かつてのカジノフォンテンや近年の地方勢の躍進を彷彿とさせます。
「JRAで勝てなくなったから地方へ」という消極的な理由ではなく、「大井の砂で天下を取る」という明確な戦略を感じさせます。
4. まとめ:二刀流の怪物が歩む「第三の馬生」
一度はターフを去ろうとした怪物が、再び大井の地で咆哮を上げます。
種牡馬入りが先延ばしになったことは、血統ファンにとっては少し寂しいニュースかもしれませんが、競馬ファンにとっては「あの二刀流の勇姿をまた見られる」という最高のギフトです。
地方の雄として、再び中央の強豪を迎え撃つドゥラエレーデ。その「第二の現役生活」は、日本の競馬史においても非常に珍しく、そして刺激的な挑戦となるはずです。
次走、大井の砂を蹴立てる彼の姿から目が離せません。

