プロ野球「白井審判」の代名詞「あーい!」のストライクコールの理由とは?

人物

プロ野球中継を見ていると、一際大きく、独特なイントネーションで響き渡るストライクコールを耳にすることがあります。それが、ベテラン審判員・白井一行氏の「あーい!」ストライクコールです。

その迫力ある声はSNSで度々話題となり、もはや白井審判の代名詞となっています。なぜ、彼はこれほどまでに声を張り上げるのでしょうか? その理由と、彼の審判スタイルがもたらす影響を深掘りします。
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SNSで話題沸騰!白井審判の「あーい!」とは?

白井審判は、1997年にパ・リーグに採用されて以来、長きにわたりプロ野球のグラウンドに立ち続けるベテラン審判です。

彼の最大の特徴は、ストライク判定の際に発する、甲高く、語尾が伸びる独特のコール。

ファンからは野球場の名物の一つとなっています。その声の大きさは球場全体に響き渡り、テレビ中継でもマイクが拾ってしまうほどです。

しかし、なぜ他の審判員と比べてここまで声を張り上げる必要があるのでしょうか?その理由には、彼のプロフェッショナルとしての信念が隠されていました。


なぜ声を張り上げる?「あーい!」が生まれた理由・真相

白井審判が声を大きく張り上げる背景には、主に2つの理由が挙げられます。

理由①:打者に「説得力」を持たせるため

白井審判自身が、その声の理由について過去に語っています。

説得力が出るかなと。打者に関してストライクということで納得してもらえるのかな

審判にとって、ストライク・ボールの判定は絶対ですが、際どいコースであればあるほど、選手やファンは納得しづらいものです。

白井審判は、声を大きく張り上げ、迫力を伴うことで、判定に揺るぎない確信と説得力を持たせたいという考えがあるようです。

打者が「仕方がない」と納得できるだけの強いアピールは、試合のスムーズな進行にも繋がると考えられます。


理由②:「最も声が大きい」若手審判の模範として

白井審判の大きな声は、プロ野球界でも公式に評価されています。

彼は2018年に審判員奨励賞を受賞していますが、その選考理由の一つが審判の中で最も声が大きい若手審判員の模範となっているというものでした。

これは、彼の大きな声が「判定の明確化」という審判業務の基本を徹底しており、手本となるべき行為であると認められたことを示しています。


ネット上では亡き娘へのコールだという都市伝説が?

白井球審の大きなストライクコールについて、本人があまり詳しく語っていなかったこともあって、ネット上ではその理由について色々な都市伝説が生まれました。

一番有名なものが、亡くなった天国の娘へ届けるために大きな声を出しているというものです。娘さんがいらっしゃるのは本当のようですが、この都市伝説について白井さん本人が、

「娘も息子も元気です」

と一蹴しています。


補足:判定の「タイミング」へのこだわり

さらに白井審判は、判定の「タイミング」にもこだわっています。

彼は、ボールがミットに収まった直後ではなく、わずかに間を取ってからコールすることを意識していると明かしています。

これは、投球の残像を確認し、一瞬で状況を再認識するためのプロとしての技術であり、この確信を持った上でのコールだからこそ、より大きな声が出るのかもしれません。

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賛否両論?独特なコールがもたらす影響

白井審判の個性的なコールと態度は、常に話題の中心となり、ファンや選手の間で賛否両論を巻き起こしてきました。


肯定的な意見

エンターテイメント性:
独特なコールは、試合にアクセントを加え、プロ野球のエンターテイメント性を高めている。

明確性:
声が非常に大きいため、判定が一瞬で明確に分かりやすい。


否定的な意見

審判員は、感情を排し、試合の進行役として公正中立であることが求められます。

感情的・過剰なパフォーマンスと捉えられる:

🔸大きな声や独特のイントネーション、身振り手振りが必要以上に目立ち、「審判が目立ちすぎている」「パフォーマンスが過剰だ」と見なされることがあります。

🔸特に際どい判定の際に声を張り上げると、まるで「見せつける」「威圧する」かのように感じられ、冷静沈着であるべき審判像から外れているという批判に繋がります。


エンターテイメントと公正さのバランスへの疑問

一部のファンや関係者は、審判の個性的なアピールが、野球というスポーツの「公正さ」の根幹を揺るがすのではないかと懸念しています。


🔸「癖」が判定に影響を与える可能性:
コールが大きければ、その判定がより「確信的」に聞こえますが、審判の個性的な「癖」が、冷静な事実に基づいた判定以上に自己主張となってしまっているのではないかという意見です。

🔸プロ野球の品位:
「あーい!」といったコールや過去に見られた独自のジェスチャー(「K」サインなど)が、プロフェッショナルな審判の品位に欠ける、という厳しい意見もあります。


まとめ:プロフェッショナルとしての”声”

白井審判の代名詞ともいえる「あーい!」というストライクコールは、単なる癖やパフォーマンスではなく、「判定に揺るぎない説得力を持たせる」というプロフェッショナルとしての強い信念から生まれていることが分かりました。

その強烈な個性は賛否両論を呼びますが、彼が長年にわたり一軍のグラウンドに立ち続け、審判員奨励賞を受賞している事実は、そのスタイルがプロ野球の舞台で求められる「明確さ」や「アピール力」を兼ね備えていることの証明とも言えるでしょう。

今後も白井審判の「あーい!」が、プロ野球の試合を熱く彩ってくれることに期待しましょう。

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